オウンドメディアとホームページや特化型サイトとの違いとは?
「オウンドメディアとホームページ、特化型サイト、
ブログとの違いって何なんですか? 」
最近よくこういう質問をもらうので、これを記事にしておこうと思います。
「見た目がソレっぽい」
「コーポレート感が出てる」
のがオウンドメディアじゃないんです。
僕もライター抱えてテンプレートが豪華なのがオウンドメディアなのかと思ってましたw
いろんな定義があり、僕も何が正解かは知りません。
ぶっちゃけ、正解なんて知らなくてもオウンドメディアで収益は上げられます。
一応、現役オウンドメディア運営者の意見として参考にしてもらえればなと思います。
オウンドメディアとホームページとの違い
企業のホームページとオウンドメディアは基本的には
イコールと思っていただいてもOKです。
ただし、それは
ホームページが「メディア」として機能している場合に限って
です。
- 事業内容
- 会社沿革
- アクセス
こういった「自分たちが言いたいこと」しか載せていないホームページは、メディアではありませんよ。
これだと、あなたの会社名を知っているユーザーからの指名検索以外、アクセスが来るワケないんですね。
オウンドメディアとして機能させるためには、
「あなたの見込み客が知りたいこと」
を書くべきなんです。
見込み客が打ち込むキーワードを想像して、それに対する答えを記事としてアップしておくことが必要です。
見込み客の悩みのリサーチ方法、キーワードの見つけ方など具体的な内容に関しては、また別の記事で書きますね。
オウンドメディアとブログとの違い
ぶっちゃけ、これもあまり違わないですねw
ただ、異なる点を挙げるとすれば、
ブログの運営が必ずしも営利目的ではないのに対し(日記ブログ・趣味ブログなど)、オウンドメディアの場合はまず間違いなくビジネス上の目的を達成するために運営していることです。
これは、自社商品・サービスの有無に関係ありません。
それがアドセンスであろうとアフィリエイトであろうと、記事広告・純広告であろうと、オウンドメディアの運営は収益化がゴールであるはずです。
そういう意味では、AmebaやHatena、FC2といった無料ブログに関しては、文字どおり「ブログ」です。
それらは、
基本的にプラットフォーム自体の商業利用が禁止ということもあり、オウンドメディアとは区別できます。
重要なことなので繰り返しますが、
オウンドメディア運営の目的は収益化です。
なので、メディア構築の際はゴールから設計しなければなりません。
僕が会う人に対してこのことを口を酸っぱくしていうのは、自分自身がゴールから設計してなかったために苦労したからです。
「PVさえ集まれば、マネタイズはどうにでもなる」
という言葉を信じて、実際に初めてのオウンドメディアを立ち上げて10ヶ月で15万PVほど集めました。だけど、マネタイズのゴールを考えてなかったために何の収益化もできなかったんですね。
あれからさらに1年。メディアは月間75万PVに育ち、現在はPVの10倍弱の収益を上げることもできています。
オウンドメディアの大原則はゴールから設計すること。
これを忘れないでください。
オウンドメディアと特化型サイトとの違い
特化型サイトはいうまでもなく「特定ジャンル」に特化してるWebサイトのことです。
- ダイエット
- スキンケア
- 薄毛
- 不動産
などがそれです。
これに対し、オウンドメディアの「特化」には2つの方向性があるといえます。
それがこれです。
- ジャンル特化型
- 属性特化型
軽く解説しますね。
1.ジャンル特化型メディア
オウンドメディアにも特化型サイト同様、「特定ジャンル」に特化したメディアが多く存在しています。
- 不動産のメディア
- 住宅のメディア
- インテリアのメディア
- ダイエットのメディア
- 犬のメディア
- 旅行のメディア
- 英語のメディア
といった具合です。
自分のビジネスに合わせてメディアのジャンルを選んで構築してるわけですね。
2.属性特化型メディア
こちらは書店に並んでいる「雑誌」をイメージして
もらうと分かりやすいです。
雑誌には、それぞれ固有の「想定読者層」があります。
Web上の雑誌 = オウンドメディア
だと思ってください。
▼個人的には『美ST』あたりが激アツですねw
「属性特化」でわかりやすいのは年代・性別をもとに、
- 20代男性
- 30代男性
- 40代男性
- 50代男性
- 20代女性
- 30代女性
- 40代女性
- 50代女性
といったふうに、メディアの読者をザックリゆるく区分することです。
…なぜでしょう?
なぜ、年代・性別のザックリ区分で良いのでしょうか?
それは、同年代であれば
「悩み・関心事がだいたい似ているから」
そして、
「人の悩み・関心事は一つとは限らない」
のです。
子供の成績に関心があるママは、シミの改善にも興味があるかもしれません。
メタボが恥ずかしいと思ってるパパは同時に薄毛も気にしてるかもしれませんね。
そういうことです。
だから、その属性が興味を持ちそうなジャンルなら、
いろんな記事があっていいんです。
世の中の雑誌ってそうじゃないですか?
たとえば女性誌の場合だと、1冊の雑誌に
- ファッション
- ヘアスタイル
- レシピ
- エクササイズ
- 星占い
などいろんな記事が載ってるはずです。
ファッションに興味のある人はヘアスタイルにも興味があるかもしれません。
エクササイズに興味がある人はレシピにも興味があるかもしれません。
週刊少年ジ●ンプでいうと
ONE PIECEに興味がある人は銀魂にも興味があるかもしれません。
HUNTER×HUNTERに興味がある人はジョジョの奇妙な冒険にも興味があるかもしれません。
©東宝株式会社
もしいまひとつイメージが湧かなかったら、実際に書店へ行ってみてください。
そして、雑誌を実際に手にとってパラパラとめくってみてください。
- その雑誌の想定読者層は?
- どんな記事が特集されているのか?
- そこに対してどんな広告が出ているのか?
こういう着眼点で眺めてみてください。
昔は、週刊少年ジャン●に載ってる広告といえば
- ブルワーカー
- プロテイン
- ラピスラズリ製モテるペンダント
- 夢を掴む鷲の爪型ネックレス
- カイザーナックル
- 特殊警棒
- 服が透けて見えるメガネ
- モデルガン
こんなところが相場でした。
さすが集英社さんはBOYSのはち切れんばかりの欲求をうまく捉えておられます。
実際に販売されてる媒体を見てみてください。
実際に買っていく人の属性を観察してください。
「ザックリゆるく縛った属性のアクセスを大量に集める」
- 集客の入り口をなるべく広くとること
- 絞り込むのは個別記事の役割
これがオウンドメディア構築のキモになるので覚えておいてくださいね!
さいごに
今回もまたしゃべり過ぎてしまいました…
毎回、1500文字くらいに収めようと思ってるのに、
書き出すと止まらなくなる僕の悪い癖ですw
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